今日は今回モスクワに初の長期滞在にて感じた物価などの違い、生活の事を書いていこうと思う。
初めて来たのは2016年。前回来たのは2018年。今回来て一番驚いたのがキャッシュレス決済の普及率がすごい。どんな場所でも基本キャッシュレス可能で、普段は現金を使う場面がタバコ屋くらいしかなかった。
コレはとても便利で、ルーブルへの高い換金手数料が必要ない。(10万円換金したらどんなにレートが良くても手数料やらで6000円くらいは持っていかれる、、、)
ロシア最王手のズベルバンクのアプリもとっても使いやすい。
一番びっくりしたのはストリートミュージシャンの前に銀行の口座番号が書いてあって、そこに振込で投げ銭できる事。
日本だと面倒なのと手数料やらでやらないよね。みんなサクッとそういった事が出来るってのはキャッシュレス化が進んでいないと出来ないよね。
ー家賃と部屋についてー
今回初めて部屋を借りた。写真のような感じ。
手続きは全て自分でやった訳ではないけれど、
それにかかった費用。
まず驚いたのは日本と違い敷金礼金みたいなものが必要なかった事。
これは一般的かはわからないが、少なくとも今回借りた部屋はそうだった。
書類発行料として5000ルーブル(日本円で1万円かからないくらい)、それ以外は初期費用が何もかからなかった。
そして家賃は1ヶ月50000ルーブル程(二人で住んでいたので1人25000ルーブル=4万円ほど)。これだけ見るとそれ程東京と変わらないけれど、
この金額には電気、ガス、水道、暖房費が全て含まれている。
ロシアの冬はもちろん寒いのだけれど、建物内の暖房が全てしっかり管理されていて、どこに行っても快適。
暖房は日本の様な空調ではなく温水を使ったもの(Center warming systemというらしい)。壁に温水の通ったパイプが走っていて、部屋が満遍なく暖かい。
温度調整は自分では出来ないのだけれど、驚くほど快適だった。空調と違い喉も痛くならないし。部屋の中では半袖で過ごせる。
長らく日本で空調のない部屋に住んでいた自分にとって(その前はエアコン、テレビ、冷蔵庫の無い生活をしていた)この冬は実家を出てから一番暖かなものとなった(ロシアなのに)。
まぁ多分暖房がないと死人が出るもんね、これは寒い国の宿命。
郊外の一軒家などでは当然暖炉で暖をとる家もあるが、モスクワのフラットではこれが主流。
あと一番驚いたのが、前に住んでた住人のものが割とそっくりそのまま残っていて、使い放題だった事。主に家電、家具、食器など。
これはかなり大きかった。
お皿、調理器具、カトラリー、電子レンジ、冷蔵庫、アイロンまで。
新居を構えるに当たって一番費用がかさむのはこれら必要なものの買い出しだと思う。
消耗品以外は全て最初からあるもので事足りたのは本当に有難かった。
ロシアでホテルを検索すると、こういうタイプの物が割と出てきて、しかもめっちゃ綺麗な部屋なのに超安かったりする。ロシアに旅行を考えている方は短期滞在であればホテルよりいいと思う。
ー食品と嗜好品の物価の話ー
基本的にスーパーマーケットなどは東京よりも安い。
いや、安いというよりも原価が分かりやすい感じがする。
日本だと大体のものが他社との競合で、価格破壊にならない程度の安さにしかなってない気がするが、こちらでは安いものは驚くほど安い。
自分にとって一番大きい事としてはアルコール類とタバコの値段。
ビールが割といい物を選んでも500ml缶で70ルーブル前後(1本120円とか、発泡酒じゃないぜ!)。例えばバドワイザーとかヒューガルデン、ハイネケン辺りを想像してほしい。高くても120ルーブルとかです。ワイン、ウォッカなどももちろん安いのと、、どんなスーパーに行っても品揃えが異常。
因みに僕の1番のオススメはこの
です。
REDD'S これは「ビールらしきもの」
らしいけど、美味い。フルーティ。ずっと飲めるし悪酔いしない。
あとはこのノンアルコールビール。
因みに僕はこれ最初ずっとノンアルコールと気づかずに毎日呑んでた。思いっきり「0」って書いてあるのにね、、、。
馬鹿すぎる。まあでもそれ程自然な味って事にしましょう。そういう時事にしておいてください。
ワインも今回の滞在まで殆ど呑めなかったけど、こちらに来てからハマりました。
あ、もし外を歩いていてこのホットワイン見つけたら絶対呑んでみて下さい!
サングリアの様なホットワインに色んなスパイスが調合されていて、ポカポカになります。冬のロシア散歩、コレさえあれば何時間でも外に入られました僕は。
と、お酒の話は長くなってしまう。
そうそう、タバコの事も。
ロシアは喫煙率が多いと思う。本当は建物から10メートル離れた所でしか吸ってはいけないらしいが、みんなバカバカ吸ってる。
こちらはピンキリだけど、安いものは90ルーブル、高くても200ルーブルいかないくらい。日本の昔の感じかな。多分俺が小学生の頃、90年代とか日本でも200円切ってたよね、あんな感じ。
日本では見かけない種類のものがめっちゃあるし、知ってるブランドでも全然違うラインナップのアレンジがなされていて面白い。噛むと味が変わるフレーバー付きのものがめっちゃ沢山あった。毎回違うものを試したくなる。
僕ははこの
PHILIP MORRISの紫色が好みでした。
後は昔からあるフィルターなしのタバコ
コレは強烈だけど、めちゃくちゃ美味い。ゴールデンバットが好きだった人は絶対に吸った方がいい。
後旧ソ連時代の古い映画とかでよく見かけるタバコなので、悦に浸れます。オススメ。
あと面白かったのは、タバコをみんなすごく気軽に他人から貰う。
例えば3人連れの一人にタバコをせがまれて、あげる。すると他の2人も「俺も俺も!( ´∀`)」
って感じで寄ってくる。
更には後で吸うようにもう一本とか言って6本取られ、更に取り出す時に何本か落として、それは拾わずに立ち去るとか。
すげぇ笑えるんだよな。
ー家電・楽器などの物価の話ー
思い返すと日本のものは税金やら利権やらでめっちゃ吸い取られてるなって気がする。
家電にしても本当に価格の幅があって。
中でも一番感じたのはiphoneのライトニングケーブル。コレが激安の海賊版がめっちゃある。300円くらいで割としっかりしたものが買える。
もちろん純正は超高い。ロシアのアップル製品はめっちゃ高い。日本で買う1.2倍くらい。
楽器関係は日本より基本的に少し高い。
高いのと、楽器屋の数が少ない。コレはまた後日詳しく。
ーインターネット、Wifiー
ネットの通信費が驚くほど安い。
1ヶ月容量無制限のプランで1000円しない。
だからなのか、みんなネットの使いこなしが超うまい。
細かい事についてはまた次回。
続く
↓今日の音日記
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